Copilotの画像生成について
AIの画像生成が出現してかなりの月日が過ぎました。晴読雨耕はへそ曲がりなので、巷で流行っているものには手を出さず、少し落ち着いてから手を出すのがスタンダードになっています。
最近職場でマイクロソフトのCopilotを使う機会がありました。いやあ、これ凄いですね。便利すぎます。入力ボックスにいくつか文字列を入れたり、簡単な文章を入れると即座に求める情報が手に入ります。最近のIT世界の進歩には驚嘆を禁じえません。
昔、プログラミングでチャットボットの作成にはまっていたんですが、いまとなっては全く無意味な努力をしていたんだなと痛感しました。 日本語の文章をBOTに覚えさせて新しい日本語の文章にするのは意外に難しく、分かち書きするために「茶筅」などを使ったりするのですが、意味のある文章にするのが至難の業でした。
数学的にはマルコフ連鎖などを使うらしいのですが、私はあいにく数学が弱いので結局まともなチャットボットは作成できなかった苦い思い出があります。
さて、本題のCopilotに話を戻しましょう。 このCopilotでしばらくいろいろ質問していたのですが、ふとあることに気づきました。
「えっ、これ質問AIじゃないの?画像も作成できるの?」
試しに画像を作成してみました。すぐに画像が生成されその完成度に大変驚かされました。職場で画像を作成しまくるわけにはいかないので、帰宅してさっそく画像を作成してみました。
晴読雨耕は仕事以外のことについては、実行前にじっくり考えて納得いってから行動するような几帳面さを発揮することはありません。【とりあえずやってみる】これが基本です。
なにか気になっている画像があるわけではないので、とりあえず拙作小説「3.72%の少女」から主人公の一人であるジェシカ・セルダンの画像を生成することにしました。以下がその過程です。
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「3.72%の少女」 https://www.pixiv.net/novel/series/1428588
じゃあ、早速やってみよう。この入力ボックスに文字列とか入れればいいんだよね。
1.「アースアイで黄色い髪のポニーテールの少女の画像」
えっ?ナニコレ。「地球を背景に」なんて言ってないよ。アースアイという表現が難しいみたいだね。それにちょっとアニメチックすぎるな。まあ、トライ&エラーでいろいろやってみるしかないですね。とりあえずアースアイとなんとかしよう。
2. 「アースアイはもう少しリアルっぽく」
ちょ!なんだか怖いよ。確かに瞳はアースアイっぽくなってるけど、私の知っているアースアイとはだいぶイメージが違います。
実在するアースアイは以下のようなものです。
引用元:https://monamona2525.com/archives/59517
アースアイとは瞳の色が地球の外観に似ていることに由来する造語で、ブルー、ブラウン、イエローが複雑にまじりあった見た目を持ちます。遺伝的には虹彩の色によるものでメラニン色素の濃淡で色が変化するようです。メラニン色素が少ないと薄い色合いで青色に近くなり、多いと濃い色合いで茶色に近づくそうです。
アースアイを持つ人口がどのくらいかは不明ですが、海外の方が多いようです。日本人の中にもいないわけではなく、ベッキーさんなんかがアースアイを持つようですね。
さて、話が長くなったのでCopilotに戻ります。自然な表情でもいいんですけど、「ジェシカ」は心に葛藤を抱えている女の子なので、ちょっと表情を険し目にしてみましょう。
3.「ちょっとムスっとした感じで」
うーん、なんて難しいんだ。まったく想定外のイメージが出てきたな。いやこちらの指示が悪い。AIはちゃんとリクエスト通りに作業している。結果がこちらのイメージと会わないのは100%こちらが悪い……という気持ちを持たなければ作業は継続できません。気を取り直して再開。
4.「もう少し表情を柔らかく」
うん、ちょっと不自然な感じが抜けたね。なんでもいいけど服装もう少しどうにかならないのかね。まあ、一気に問題解決はできないからひとつづつ根気強くやっていきましょう。とりあえずアースアイの印象が弱いので、もうちょっとだけインパクトが欲しいですね。
5.「瞳はアースアイでお願い」
うーん、難しいなあ、と思わずうなってしまいました。AI画像をググってみると、それはそれは美しい画像がHITするのに、どうしてこうなるんだろう。
一つのシステムを使いこなすには十分な理解が必須なのだと改めて知らされた今日この頃です。
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