今週の保有証券状況_20240408
4/8現在の保有証券状況です。前回に比較してトータルで-¥50,400の含み損増加の状況となっています。今月度は3末に配当を出した会社の確定売り(配当さえもらえばもう用はないぜ、という人が多い)が集中する月で、予想していたことではありますが、けっこうな下げ幅となりました。
また、前回との違いは新規購入として一社購入しました。これで私の保有証券は5種となります。これについては後程ご説明しようかなと思っています。では、各会社について……
■フィードワン(2060) -¥800 → -¥37,600
前回より大幅に含み損が増えています。ちなみに前回「実際の営業利益(本業で出した利益)は大幅減」と書きましたが、またもや勘違いしておりまして、大幅減になったのは昨年の実績でした(まことに相すまぬ)。今期会社予想では営業利益(本業で出した利益)、経常利益ともに大幅増益との予想を立てているようです。
経常利益というのは、本業で出した利益に他の会社の配当や不動産等による利益を加えたものとなります。株式投資などの経験がない方はピンと来ないかもしれませんが、証券購入しているのはなにも個人だけはでなく、法人も普通に購入してこれまた普通に配当を受け取っています。
ただし、法人の証券購入量は個人とは比較にならないほど量が多く、故に払わなければならない配当もかなりの巨額となります。なので、配当金額だけ見て証券を購入していると我々のような弱小投資家は痛い目にあう可能性もあります。配当がいいという事はそれだけ多額の金額が会社の外に出て行ってしまうという事になるからです。
なお、当然のことながら配当を払う会社も、他の会社から配当を受け取れるように資産運用しています。
毎年気前よく配当を大盤振る舞いしている会社は、本業でガッツリ稼いでいる会社が多いように見受けられます。それに会社同士の付き合いや信用というものもあるので、ウチは買わないよ、というわけにもいきません。一つの会社の資本は複数の会社の資本が複雑に組み合わさっている場合も多いですね。原料の仕入れ先だったり、製品の納入先だったりすることもあるからです。では、長くなったので次へ……
■ウェルネット(2428) -¥13,000 → +¥8,000
あまりコメントはありません。前回書いた通り。ここは狭い金額の範囲で収束傾向にあり、しばらくは横横の金額チャートとなるでしょう。配当が6末なので当然ホールドです。よっぽどのことがない限り大幅な金額変動はないでしょう。
■サイバーダイン(7779) -¥168,200 → +¥169,400
小石を積み重ねるがごとく、じりじりと含み損が増えていきます。好きにおしっ、もう何も言うまい……
■グランディハウス(8999) +¥74,000 → +¥23,000
配当を吐き出した瞬間、恐ろしい勢いで株価が下がっていますが、かろうじてプラスをキープしています。来月は株式相場の有名な格言であるセルインメイ(Sell in May, and go away. Don't come back until StLeger day. 5月に売ったら9月になるまで戻ってくんな)も控えていますし、適当に利食いするかもしれません。
■小林製薬(4967) +¥0 → +¥23,000
ここが今回新規で購入した銘柄となります。いわずと知れた化学大手。芳香消臭剤、医薬品、健康食品など商売は多岐にわたっています。戦前からある会社です。
経営は手堅く、大幅プラスはないものの極端に減益という事もない経営の安定した会社です。
が、しかし……今回やらかしましたね。みんな大好き紅麹です。既に何人かなくなっている人も出ているとか。恐ろしいことです。死人が出るほどの食品を作る会社をなぜと思われる方もいらっしゃるでしょうが、今回の件については私は「事故」と見ています。
購入者が口にするものにわざと毒性のあるものを入れるというのは、小さい規模の会社だと、産地偽装や健康に害のある食品を売りつけるなど等で普通によくあるのですが、小林製薬ほどの大手が目先の利益に目がくらんでわざとやるとは思えません。
紅麹自体はかなり古くから用いられてきた色素らしく、私たちが普段口にする食品にも天然、人工を問わずこの手の色素は普通に使われています。むしろ色素を添加していない食品を探す方が難しいでしょう。
小林製薬からの正式発表が、最初の発表から2カ月以上経過したことについては、鱗滝左近次ばりに「判断が遅い!」と言われかねませんが、そもそもこの手の因果関係を調査するのは簡単ではなく、発表が早すぎれば根拠もないのに無用の風評被害を世間に振りまいたと言われかねないし、遅ければ遅いで、人が死んでんねんで、なにやっとんのっと糾弾されます。亡くなった方にはまことにお気の毒ながら、発表のタイミングに関しては全く遅かったとは言えないように思えます。
従って紅麹の毒性についてはまだはっきりした見解が出ていないものの、古くからの株式の格言通り「事故は買い、事件は売り」と判断して、今回の購入に至りました。もっとも長く所持するつもりはなく、適当な時期を見計らって売ってしまう予定です。
この手の「事故」は、古くは毒入りチョコレート事件や雪印食中毒事件など枚挙にいとまがありませんが、これから夏にかけて相場が不活性な時期を迎えるため、世間の動きにアンテナを広く張っておく必要があるかもしれませんね。
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