株の取引時期の決断について2(株の売り時)
前回からだいぶ日にちが経ちましたが、今回は株の売り時のタイミングについての持論を述べたいと思います。 その前に前回のおさらいですが、前回は株の買い時について記述しました。散々長文で引っ張っといての結論は以下の通りでした。 【好きな時に買いなよ】 なぜそのような結論になったかというと、将来の株価の予測はできないとはいわないものの、極めて難しいからです。 結局のところ、過去の株価の推移を俯瞰で見れば、『いつ買っていたら良かったか』はわかりますが、過去に戻って株式を購入することはできないわけで、我々にできることは過去の株価のチャートを見て、今後○○になりそうだ、という予測を立てることだけです。 それすらもしばしば予測とは反対側に株価が推移することも多く、アタフタすることしきりです。だったら、『いつ買ったって同じ』じゃないですか。 いくら理屈をこねくり回そうが、市場の経済活動は様々な要因が複雑に絡んでおり、人間の手に負えるものじゃありません。今は日本の株式市場は比較的強気の様相を呈していますが、イランとイスラエルの闘争が激しさを増したら、石油の輸送ルートの保証を他国に握られている日本はあっという間に経済活動が停滞します。 まずは経済的な不穏を察知して市場がすぐに反応します。気が付いたら恐ろしい勢いで日経株価が下がり続け、そのあとに実質的な経済の不況が訪れることになるでしょう。 さて、能書きばかり垂れているのも何なので、そろそろ本題へ。 今回は株の売り時についてです。前回は結論を後に持ってきたのですが、今回は先に結論を述べます。 【株の売り時は人によって異なる】 何それ?って思いますよね。では、補足していきます。その前に一つだけ以下の質問にお答えください。 【あなたはなぜ株取引をしているのですか?】 これこそまさに、人によりますよね。大まかに分けると以下のような理由を挙げる方が多いようです。 Ⅰ 大金稼いでウハウハになる Ⅱ 優待を期待して株式を購入している Ⅲ 将来が不安だ。老後のための資金稼ぎのため ...